人生の選択 ~トランスジェンダーとしての葛藤と決意~
PANTERNの動画広告でふたりのインタビュイーが話していたことから
トランスジェンダーの二人がそれぞれ
就活のときの葛藤や決意を
髪の毛の重要性も交えて語ったものだった。
就活のタイミングで
カミングアウトをすることになったこともあり
どちらの自分で就活をしたらいいのか悩んだ、と。
このCMを見て即思ったこと。
本当にありたい自分で活動したらいいじゃないか
でもそれは本人たちにとっては全く簡単なことではなく
とても決意のいること。
この人たちには、なりたい自分と生きたい世界があって
それが出来ない時間を耐えながら過ごした過去がある。
そこから飛び出すきっかけとして就職活動があるんだと。
多様性が謳われる世の中になり、
トランスジェンダーとは一要素であり、抵抗がない人も増えてきている。
自分の周りにも実際にトランスジェンダーの人が少なくないから
知る機会があるし、その人たちが周りの人から受け入れられている事実もある。
一方で、抵抗がある人が一定数いたり
理解が十分にされないことで誤解を受けていたり
望まない扱われ方をすることがあるのも知っている。
でももう性別だけでは区別できない時代になっているし
多様性と個性を尊重しあう時代。
「普通」というのは自分が作り出した、自分の積み重ねた文化の基準なだけ。
色んな人がいたらいい。
だからこそ何かの決断でのヒントは
これからをどう生きていきたいか
どんな自分でありたいのか
もし思い描くそれが許されない環境にいるなら
その環境を離れたらいい。
これはトランスジェンダーの人に限らず
すべての人に言えることだと思う。
本当の自分で生きるにはどうしたらいいのか
自分と向き合う時間を作って
自分が求める人生が見つかったらきっと生きやすい。
それがすぐにできない環境だってあるけど
近づけることはできる。
こころに描くことがきっと大事なんだと。
インタビューの最後にあった
本当の自分で就職活動をした結果、
採用が決まった企業の人事の方からかけられた言葉。
「我々もトランスジェンダーの方は初めてです。
いっしょに頑張っていきましょう。」
ぐっときた。
そうなんだよ。
何にでも「初めて」がある。
だから、そこから作っていけばいい。
この人事の方のように
自分が踏み出せたら次は
それを応援する人になりたい。
髪の毛の重要性と結びつけるのを忘れるくらいには
色んな角度から大事なこと思い出させてくれる
いいCMだと思った。ありがとう、花王さん。