hanatent's つぶやき

ニートが見る世界

残酷な行事ではない

え、それ子供にやらせていいの?

 

天井からつるした馬の人形を
目隠しした子供が棒で激しく叩いていて
周りの子供たちが歓声を上げて応援してるという
何とも恐ろしく感じる図を目にしてしまった。

なんですかこれは?

 

 

ピニャータ」というものをご存じだろうか?


メキシコや中南米でのお誕生日やハロウィンで
伝統的に行われている一行事。
天井からつられたピニャータ(動物やくす玉を形どった容器)を
棒でたたき割って
割られたなかにお菓子やらおもちゃやらなんやらが入っているから
割るとそれが降ってきて
みんなで山分けっ!てことみたい。


起源は諸説あり。
中国からもってこられて、豊作を願うお供えのようなものが始まりで
イタリアに伝わった時「土鍋」の意味をもつ「pignatta(ピグナッタ)」と呼ばれ
それがなまってメキシコに伝わって発展したとかしないとか。
もともとメキシコにも同じような文化があったみたいだけど。

そして、たたき割る物のフォルムは別に馬でなくてもいいし
動物でもいいし花でもくす玉でも何でもいいらしい。

 

ただ初見では、綺麗なお馬さんだったもので。
あまりに衝撃的だったから
文化的なものであることを尊重し納得できるように
これはきっと悪魔に見立てて
邪気的なものを払う行為なんだろうなと
仮説を立てていたのだけれど

 

馬じゃなくていいのね。
なんでもいいならなぜ馬にした、、、
気になる。
調べれば出てくるのかな?


伝統的な行事であることは変わりないのだけれど、
今や宗教的な意味もほとんどなくなり、
人気のパーリーゲームとしての位置づけが一般的な模様。


まぁでも大事なのはその土地の文化はその土地の文化として大事にすることなのかも。
もう宗教的な意味もないみたいだけど。
仮に意味があったとしても無邪気な子供たちにはわかるのかしら。

 

「おのおの自分の益ではなく,他の人の益を求めてゆきなさい」


ほうほう。
なんにでも通ずる話ですね。